
高校受験勉強は何をすればいいのか?上手に勉強を進めるポイントを時期別・教科別に徹底解説!
全国の中学1・2年生の皆さん、高校受験について検討をしていますか?
「高校受験勉強をしたいけど何をすればいい?」
「高校受験勉強って難しくて大変そう。」
「勉強をしようと思ってもどこから手をつけたらいいか分からない。」
このように、高校受験勉強の進め方に悩む中学1・2年生はたくさんいますよね。
本記事では、高校受験勉強は何をすればいいのかを徹底解説します。高校受験勉強に早めに取り組みたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
受験勉強と普段の勉強の違いや関係とは?
高校受験勉強に何をすればいいか迷っている方は、受験勉強と普段の勉強との違いがはっきりとわかっていない可能性があります。
まずは「どう違うのか」「どんな関係があるのか」を見ていきましょう。
普段の勉強との違い
受験勉強と普段の勉強は、一見同じように見えるかもしれませんが、目的や内容が違います。
普段の勉強は定期テストで良い成績を取ることを目指し、学校の授業に基づいた範囲で短期間に学習します。一方で、受験勉強は入試で高得点を狙うため、広範な知識と応用力が必要です。
そのため、別物と捉えて対策をとることが重要です。
普段の勉強の関係
受験勉強と普段の勉強の目的や内容が異なるとはいえ、実は両者には2つの意味で密接な関係があるため、全くの別物と捉えるのは賢明ではありません。
1つめの意味は「内申点」です。内申点は学校での日常的な学習評価を示し、定期テストの成績に加え、授業態度や提出物の状況も考慮されます。問題行動がなければ、内申点は良好に保たれ、入試でも良い影響を与えるでしょう。
2つめの意味は「実力」です。これは、日々の学習を通じて基礎知識や学習習慣が身につくということ。普段の勉強で基礎力を築いておけば、応用する力も養いやすくなるため、高校の受験勉強も優位に進めることができます。より効果的に受験勉強を進めるためには、普段の勉強もとても重要なのです。
高校受験勉強は何をすればいい?時期別に解説
高校受験勉強は、合格率を高めたいなら、3年生からはじめるよりも1・2年生の早い時期から始めることをおすすめします。
しかし、1年生・2年生からでは余計に何をすればいいのか分からないという方もいるでしょう。ここで、学年別の勉強の進め方について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
中学1年生
中学1年生は、将来の受験勉強に向けて基礎を固める重要な時期です。この段階での学習が、後の学年での理解や進捗に大きく影響します。
まず、学校の授業に集中し、各単元をしっかりと理解できるようになりましょう。授業内容を理解できていないと、中学3年生になってから受験勉強が思うように進まない可能性があります。
日々の学習習慣もとても重要です。授業をよく聞き、宿題を確実にこなすことはもちろん、定期テストの準備を確実にこなすようにしましょう。また、自宅で復習をする習慣を身に着けておけば、2年生、3年生になった時も勉強を進めやすくなるでしょう。
中学2年生
中学2年生は、1年生で築いた基礎の上に立ち、より深い理解と知識の定着を目指す重要な時期です。
新しく学ぶ分野が増える中、基礎固めを継続しながら、暗記にも力を入れることが大切です。習っていない分野は独学では難しいですが、暗記はいつでも行うことが可能です。高校入試では、5教科全てに多種多様な暗記項目があるため、中学2年生の段階で基礎固めと暗記が進んでいると、高校受験本番で大きな成果を出しやすくなるでしょう。
一方で、部活動など学校生活が忙しくなる時期でもあるため、限られた時間を効率的に活用する必要があります。空き時間を見つけてコツコツ勉強する習慣をつけ、部活動と学習のバランスを取ることが重要です。特に、定期テスト前など部活動が休みの時期は、集中して勉強に取り組む絶好のチャンスです。目標点数を取れるように勉強に集中したいですね。
この時期に基礎固めと暗記を着実に進めることで、3年生での受験勉強がより効果的になります。焦らず、かつ計画的に学習を進めていくことが、将来の受験成功への近道となるでしょう。
中学3年生
高校受験勉強は、一般的に中学3年生に入ってから本格的に始まります。夏休みまでは授業の進行に合わせて学習を進め、復習と定期テスト対策に重点を置くことが重要です。この期間に苦手な分野や単元を特定し、冬までにそれらを克服しておきましょう。
夏休み以降は、受験に向けた準備を本格化させます。身につけた知識を入試本番で確実に発揮できるよう、過去問題や予想問題の演習を繰り返し行います。この過程で間違えた問題や理解が不十分な箇所については、解説を丁寧に読み込んだり、学校の先生や塾の講師に質問したりして、確実に理解を深めていきます。
入試直前までには、これまでの学習内容の総復習と、時間配分や解答テクニックの確認など、実践的な対策にも取り組んでおくと、万全の体制で入試に臨むことができるでしょう。
高校受験勉強は何をすればいい?教科別に解説!
ここまで、全体的な高校受験勉強の進め方を解説しました。ここからは、5つの教科別に何をすればいいのか、高校受験勉強の方法を解説していきます。各教科で必要なことは変わってきますので、ぜひチェックしてみてください。
国語
国語の入試問題は主に「漢字」「文法」「長文読解」「古文・漢文」の4つの分野に分けられます。
学校や都道府県によって出題傾向は異なりますが、長文読解の配点が高い傾向にあります。読解力を上げるには時間がかかるため、苦手な人は早めに練習を始めることをおすすめします。
まずは漢字・古文・漢文の単語や文法の暗記で基礎知識を身につけ、問題集で読解問題に取り組むことが大切です。高校受験勉強用の参考書には重要部分が選定されているので、活用するといいでしょう。
また、中学の国語教科書には3年間で様々な文章が収録されており、これらを通じて読解の練習ができます。物語や説明文、詩、古文、漢文など多様な文章に触れることで、受験に通用する読解力が身につきます。授業での学習を大切にしつつ、計画的に受験対策を進めるのが効果的です。
英語
英語の高校受験勉強では、単語・文法・読解・リスニングの4つの能力を総合的に向上させることが重要です。
まず、学習してきた単語と文法の基礎を固めるため、市販の単語帳を活用し、単語のスペル、意味、発音を確認し、例文を作成する練習が効果的です。例文を作成している段階で忘れている単語が見つかることもありますので、確実に覚え直すようにしましょう。文法は、時制の一致や関係代名詞など複雑な箇所もあるので細部まで確認してください。
また、長文読解力向上のために、高校受験用問題集や参考書の長文問題に多く触れ、読むスピードを上げるトレーニングを行うことも大事です。時間が許せば、英語の漫画や小説を読んでみるのもおすすめです。
高校受験では、リスニングの比重も大きいです。リスニング力を鍛えるには、実際の英語の音声をたくさん聴くのが効果的です。日々の学習で英語音声を聴く時間を確保し、リスニング用音声教材を活用して英語の音声に慣れましょう。学習した単語や文法を使った文章を確実に聞き取れるようになれば、高校受験に必要なリスニング力は十分身につけられているはずです。
数学
数学の高校受験勉強では、計算力と公式の理解が重要です。
計算の正確性とスピードを向上させることは確かに有利ですが、それだけでなく、公式の適切な使用法を理解することも大切です。まずは学校で習った公式とその応用方法を復習し、重要度の高いものから順に学習しましょう。
高校受験対策用の参考書に掲載されている公式を理解し、基本的な計算問題を繰り返し解くことで、スムーズに解けるようになります。偏差値の高い高校を目指す場合は、応用力も必要です。基礎問題に加えて、「ハイレベル問題集」や「難関校受験対策」と表示された問題集や参考書を活用し、自力で解けない問題をリストアップして教科書や参考書で解き方を調べながら解いてみましょう。最終的には全ての問題を自力で解けるようになるまで繰り返し学習することが大切です。
理科
理科の高校受験勉強は、苦手な箇所を強化することで入試問題全体の得点を底上げできます。
理科は物理・化学・生物・地学の4分野に分かれており、多くの公立高校入試ではそれぞれ約25%の割合で出題されます。苦手な単元があると点数を取りにくいため、全ての分野でバランス良く勉強しましょう。
物理と化学は覚える用語は比較的少ないですが、公式を使った問題演習が必須です。一方、生物と地学は暗記が中心で、用語や意味を多く覚えるほど得点につながります。中学1・2年生のうちに苦手な分野や単元を克服し、用語や公式の暗記を済ませておくと、中学3年生では余裕を持って学習に取り組めます。
高校受験用の参考書に沿って学習を進めたり、同じ問題集を何度も繰り返して解くと良いでしょう。
社会
社会科は歴史・地理・公民の3分野から構成され、普段の勉強による知識の蓄積が入試の得点に直結します。定期テストの内容を完璧に理解し覚えることで、入試本番でも高得点を狙えます。学習の際は、全体の流れを意識しながら必要な知識を暗記することが重要です。高校受験用の参考書には重要な用語や人物、主要な出来事がまとめられているので、それらのポイントを押さえておくと効果的です。
また、入試では多種多様な資料を分析して解答する問題も出題されるため、資料分析力を養う必要があります。教科書や参考書に掲載されている資料に目を通し、そこから読み取れる情報をまとめて理解することが大切です。
高校受験勉強で何をすればいいか分からないときに上手に進めるポイントとは?
最後に、高校受験勉強で何をすればいいか分からないときに上手に進めるポイントを解説します。目標やスケジュールを立てるために、ぜひ参考にしてみてください。
今の自分がどの程度の学力があるのか把握する
高校受験勉強を始める前に、自分の現在の学力を正確に把握することが重要です。これにより、志望校の入試難易度と照らし合わせて、具体的な学習計画を立てることができます。特に、中学2年生までに学習した内容の理解度を確認することが大切です。
学力把握の効果的な方法の一つは模擬試験を受けることです。模擬試験では自分の偏差値が分かるため、志望校の偏差値と比較することで、現在の立ち位置を知ることができます。また、これまでの定期テストや模擬試験の結果を振り返り、分析することも有効です。これにより、苦手な分野や単元が明確になり、今後取り組むべき課題が見えてきます。
自分の学力を正確に把握することで、効率的な受験勉強が可能になり、志望校合格への道筋が明確になります。
何のために勉強するのか明確にし目標を決める
勉強する目的を明確にし、志望校と具体的な目標を設定することは、効果的な学習のためにとてもに重要です。
何のために勉強するのかが明確でないと、取り組むべきことが分からず、勉強のモチベーションも上がりにくくなります。まずは志望校の合格といった大きな目標を設定し、そこから「次回の定期テストで90点以上を目指す」「夏休み明けまでに苦手な科目を克服する」などの中間目標を立てていくことが効果的です。
このように段階的な目標を設けることで、現在取り組むべき勉強内容が明確になり、計画的に学習を進めることができます。また、中間目標を達成していく過程で、小さな成功体験を積み重ねることができ、それがさらなるモチベーションの向上につながります。
目標設定は固定的なものではなく、進捗に応じて適宜見直し、調整していくことも大切です。目的意識を持って計画的に勉強に取り組めば、効率的かつ持続的な学習ができるでしょう。
学習習慣を身につける
高校受験勉強で大切なことは、毎日の学習習慣を身につけることです。
受験する高校のレベルによりますが、高校受験では一般的にかなりの勉強量が求められます。中学3年生になると、多くの受験生が毎日長時間勉強に時間を費やしますが、学習習慣のない人がいきなり毎日長時間の勉強をするのは大変なことです。そのため、まずは短時間の学習習慣から身につけていくことをおすすめします。
最初は30分程度でも構いません。大切なのは、やる気がなくても毎日必ず机に向かうことです。これを継続することで、学習が習慣化していきます。慣れてきたら、徐々に勉強時間を延ばしていくとよいでしょう。
具体的な学習スケジュールを考える
高校受験勉強を効率よく進めるためには、具体的な学習スケジュールを立てることが重要です。
いきなり長期の計画を立てるのではなく、2週間や1か月等の期間ごとにスケジュールを考えて立てていくといいでしょう。例えば「〇月中に問題集を2冊の全問題を制覇する」などです。
具体的な目標を立てたら、定期的に進捗を確認することも大切です。ただし、予定を詰め込みすぎると計画倒れになりやすいので、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
また、各科目のバランスを考慮し、苦手科目にも十分な時間を割り当てることが重要です。内申点に関わる定期テストや模試の日程も考慮に入れ、それらに向けた準備期間も確保するようにしてください。
長期休暇を有効活用する
夏休みや冬休みといった長期休暇は、高校受験勉強に集中できる大きなチャンスです。長期休暇期間中は学校の授業が進行しないので、学習時間を高校受験勉強に充てられます。
何をすればいいか分からない場合は、中学1年生から3年生の春休みや夏休みには、これまでの学習範囲全体の総復習し、苦手な分野を克服していくといいでしょう。3年生の冬休みでは、冬休みでは過去問題に挑戦して自分の学力を把握して不足している能力を重点的に強化することをおすすめします。
ただし、受験勉強に没頭しすぎて宿題等の提出物を疎かにしてしまうと内申点に響いてしまう可能性がありますので、計画的に行うようにしましょう。
できるだけ早く塾に通う
高校受験勉強で何をすればいいか分からなくてつまずいていたら、できるだけ早く塾に通ってみることをおすすめします。塾では、志望校のレベルや自分の学力に応じた指導を受けられるため、効率的に受験勉強を進めることができます。
塾に通うことを検討しているのであれば、一度体験授業を受けてから検討してみるといいでしょう。
高校受験には芝原塾がおすすめ!
高校受験対策をしたい人は早めに目標とスケジュールを立て、何をすればいいか悩んでいたら学習塾に通って勉強を始めましょう。
志望校に合格するには、効果的な勉強方法や適切な勉強スケジュールの管理、入試本番までの時間を有効活用して勉強することが重要です。解けない問題や苦手な分野・単元は重点的に勉強して克服するほか、得意な分野で確実に得点がとれるよう対策していきたいですね。
本格的な高校受験勉強を考えている方は、低コストでも質が良い芝原塾に通うことをおすすめします。
どこでつまずいているのかを把握し、過去に遡って分からない箇所から学習していくので、何をすればいいのか分からなかったり苦手の克服方法が分からなかったりしても安心です。
アルバイト講師が入らず、講師とAIシステムでダブルチェックで弱点を克服し、学校で使用している教科書と同じ内容で進めていくため、万全にテスト対策に臨むこともでき、内申点や実力の基礎固めも可能。
教科や受講時間を自由に選択できるので、振替もできて部活や習い事のスケジュールに合わせて無理なく自分のペースで勉強できるのもポイントです。クラブ活動と両立したい、勉強も頑張りたいけど他のことも頑張りたいという方は、ぜひご検討ください。