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【偏差値55】大学への進学実績を見てみる。パート②

 

大学の合格実績は各高校で発表していますが、気になるのは「実際はどこに進学できるのか」です。例えば偏差値50台半ばの高校で、国公立12名、GMARCH10名合格、日東駒専43名合格、大東亜帝国62名合格。これは大東亜帝国が第1志望ではなく他の上位大学の併願としての合格数がかなりあるはずです。

今回は合格実績ではなく進学実績から、その高校でどの順位にいればどの大学に行く可能性が高いか考察します。

その高校内でどのくらいの位置にいればればGMARCHや日東駒専にいけるのだろうかを考えていきます。すでに高校生であれば模試が参考になります。まだ中学生のご家庭は高校選びの参考にして下さい。

 

例)本庄高校の進学実績

なかなか公開されない進学実績ですが本庄高校は合格実績だけでなく、進学実績を掲載してくれています。本庄高校は北辰偏差値54.8の高校です。ホームページから抜粋した数字に、差異と入学率を加えると下記となります。下記からどのように数字を読み取りますか?

GMARCH  合格数 入学数 差異 入学率
学習院大 0 0 0
明治大 0 0 0
青山学院大 2 2 0
立教大 3 3 0
中央大 0 0 0
法政大 5 4 1
合計 10 9 1 90%
日東駒専  合格数 入学数 差異 入学率
日本大 10 9 1
東洋大 25 13 12
駒澤大 5 1 4
専修大 3 1 2
合計 43 24 19 56%
大東亜帝国  合格数 入学数 差異 入学率
大東文化大 46 15 31
東海大 2 0 2
亜細亜大 3 1 2
帝京大 6 2 4
国士舘大 5 2 3
合計 62 5 57 8%

 

 合格したら進学する大学と併願について

GMARCHへ合格したらほぼ進学。日東駒専、大東亜帝国は合格数はあるものの進学数はすくないので、上位大学の併願合格ということが考えられます。大東亜帝国は62名合格しても実際は5名しか進学していません。第1志望ではないと考えられます。

進学率が低いという事は併願受験をして他大学の方が志望度合いが高かったということになります。本庄高校の生徒にとって第1志望として合格して進学した高校はGMARC+下記大学ではないでしょうか。国公立にも12名合格しています。  

合格数 入学数 差異 入学率
東京電機大 11 8 3
獨協大 7 7 0
成城大 6 3 3
武蔵 4 3 1
明治学院大 3 2 1
合計 31 23 8 74%

 

国公立から大東亜帝国までの合格数は158名です。本庄高校の生徒は320名なので学年の半分くらいにいれば大東亜帝国までにいけると考える生徒もいるかもしれません。ですが実際の進学数は61名です。ここに注意が必要です。

 

 上位何番までが大東亜帝国以上に進学しているのか

本庄高校の進学実績を別の視点でまとめます。本庄高校は320名の卒業生を出しているので入学者÷320名で、全校生徒の何割が進学したのか割合を出した結果です。

大学群 合格数 入学数 割合 累計
国公立 12 12 3.8% 3.8%
GMARCH 10 9 2.8% 6.6%
上位大 31 23 7.2% 13.8%
日東駒専 43 24 7.5% 21.3%
大東亜帝国 62 5 1.6% 22.9%

繰り返しですが合格数が158名あるから学年の真ん中ほどで大東亜帝国以上に合格できると考えてはなりません。上位20%強が進学できるのです。これが偏差値55の高校の実質です。それでも先日の記事よりよい実績です。先日の市立川越高校(偏差値55)では大東亜帝国までは上位10%だと記しましたが普通科以外の学部も含んだので数字が低くなっています。

 

まとめ

結論です。本庄高校の数字を例としましたが偏差値55程の公立校はだいたい同じような進学数を示すはずです。360人や320人や学校によって人数は様々ですが、おおよその進学率で考えると下記数字となります。

・国公立、早慶上理、GMARCH進学者は上位からおよそ7%
・日東駒専、大東亜帝国進学者は上位からおよそ22%

参考にしてくださいませ。

 

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