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【偏差値55】大学への進学実績を見てみる。

 

大学合格実績は各高校で発表していますが、気になるのは「実際はどこに進学できるのか」です。例えば偏差値50台半ばの高校。高校受験時は平均よりも学力は高いという自負もあったかもしれません。ただし大学の偏差値50レベルに進学する生徒はどれほどいるのでしょうか。

今回は合格実績ではなく進学実績から、その高校でどの順位にいればどの大学に行く可能性が高いか考察します。

その高校内でどのくらいの位置にいればれば偏差値50レベルである日東駒専にいけるのだろうかを考えていきます。(※ただし東洋大は最近ではかなりレベルが高くなっています。)すでに高校生であれば模試が参考になります。まだ中学生のご家庭は高校選びの参考にして下さい。

 

例)市立川越高校の進学実績

なかなか公開されない進学実績ですが市立川越高校は合格実績だけでなく、進学実績を掲載してくれています。市立川越高校の一番北辰偏差値が高い学科は[普通科]55.3です。では早速ですが、日東駒専への『進学』実績をみていきます。

合格数 入学数 差異 入学率
日本大 2 1 1 50%
東洋大 7 4 3 57%
駒澤大 4 1 3 25%
専修大 2 1 2 50%
合計 15 7 9 47%

法政1名、東京電機大1名、獨協大2名、武蔵大2名などの合格も出ているので、上記の大学を合格しても別の大学に進学した可能性もありますね。

 

大東亜帝国  合格数 入学数 差異 入学率
大東文化大 14 10 4 71%
東海大 0 0 0 0%
亜細亜大 5 3 2 60%
帝京大 5 4 1 80%
国士舘大 3 3 0 100%
合計 27 20 7 74%

このあたりで合格数と実入学数が近づいてきます。推薦でも合格も多かったかもしれません。

 

 上位何番までが日東駒専に進学しているのか

市立川越高校の進学数を別の視点でまとめます。280名の卒業生がいるので大学入学者÷280名で割合を計算してみました。

大学群 合格数 入学数 割合 累計
日東駒専 15 7 2.50% 2.50%
大東亜帝国 27 20 7.14% 9.64%

 

卒業生280名は情報処理科(偏差値54.3)、国際経済(偏差値52.7)の生徒をすべて含めてですが、全生徒のおよそ上位2.5%の位置にいなければ日東駒専への進学が難しいということになります。およそ上位10%にいると大東亜帝国に進学しているというデータとなります。市立川越高校は全校生徒数が他の公立高校より少ないので実数が少なくなるのですが、信憑性のある数字だと感じます。

 

まとめ

結論です。偏差値50半ばの高校へ進学したとしても、偏差値50レベルの大学(日東駒専)への進学はデータ上かなり頑張らなければならないということです。塾側としては当然知っていることですが、今回客観的な数字で示したので参考にして欲しいと思います。

市立川越高校の数字を例としましたが偏差値50台前半から半ばまでの公立校はだいたい同じような進学数を示すはずです。360人や320人や学校によって人数は様々ですが、おおよその進学率で考えると下記数字となります。

・日東駒専進学者へ進学は上位2.5%以内
・大東亜帝国進学者は上位からおよそ10%以内

 

おそらく大多数が推薦による合格実績だと考えられます。参考にしてくださいませ。

 

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