
幸手桜高校のオフィスのような総合実践室は超実務的
幸手桜高校にお伺いしてきました。吉川美南高校で総合学科について知ることができたのですが、幸手桜高校をお伺いすることでまたその違いも見えました。まとめてみたいと思います。
学校の成り立ち・基本方針
-
平成25年4月、幸手商業高校と幸手高校の統合により開校。今年で13年目。
-
商業系を中心とした総合学科として運営。
-
教育目標(要旨)
-
実習と自立・創造を重視
-
「夢を語る・感謝を学ぶ・使命感を育む」学校づくり
-
カリキュラムの全体像
-
1年次:全員同一カリキュラム。
-
一般科目+商業系「ビジネス基礎」(普通科にはない科目)
-
-
2・3年次:希望と適性に応じて系列選択
-
総合進学(進学重視)
-
教養基礎(基礎の学び直し+一部商業科目、進学・就職の両面に対応)
-
情報マネジメント(情報処理中心)
-
総合ビジネス(簿記中心)
-
ポイント:普通科寄りの学び~専門性まで選択幅が広いという印象です。入学時に将来が固まっていなくても、2年進級時に方向を決めることができます。
資格取得(検定)が人気
-
商業系を中心に取得できる資格が豊富。進学・就職双方で評価されます。
総合実践室を見学させていただきました。生徒が2名一組で模擬の会社運営をしています。仕入れから記帳までしています。まるでオフィスだと思いませんか?
その他ホームページ作成、検定に向けて学習をされていました。そんな生徒がいっぱい!即戦力になりそうな雰囲気が満ち満ちてました。
-
検定サイクル(概略)
-
1学期:6–7月 … 情報処理検定、簿記検定
-
2学期:11月~12月上旬 … 簿記・情報処理の中上級に挑戦
-
3学期:1月 … 仕上げの検定機会
-
放課後・土曜・長期休業前などに手厚い補講をされています。資格は目に見える成果なのでみな頑張ってくれると先生がお話されていました。
進路実績・支援体制
-
募集200名規模。例年の進学:就職 は およそ1:1。
-
進学(約100名)
-
4年制大学・短大・専門学校へ幅広く進学
-
指定校推薦枠:4年制145枠、短大50、専門学校136
-
一般選抜や公的機関
-
-
就職(約100名)
-
約1,000件の求人
-
-
2年次全員インターン(地域企業・官公庁・小学校等)
面接指導は外部講師も招き“夏は毎日”レベルで実施されているということでした。働くことを具体的に学ぶキャリア教育の核。全員が5日間の就業体験をします。
学習・生活サポート
- 20人当たりに1人の先生がつく授業も。
- 朝学習(8:30~):タブレット×自学アプリ(例:すらら)で基礎固め。
-
生活指導:遅刻・服装・携帯等の指導は規律重視。提出物・約束事を守れる生徒を育てる。これを強調されていました!
校内設備・環境
-
校舎がキレイ。
-
制服は(女子に人気)。
-
学食あり 大規模校でも希少になりつつある学内食堂が幸手桜高校にはあります。
校舎がとてもキレイです。広くて窓が多くて明るい校舎です。学食があるのは意外と大事なポイントなのではと思います。
地域連携・商品開発
-
駅の階段アート(美術部)で地域と共創。
アクセス・通学エリア
-
幸手駅から徒歩約17分。
-
スカイツリーライン沿線からの通学が中心。春日部・越谷方面の生徒が多いようです。
入試のポイント(現行)
-
面接重視(来年度は制度変更の見込み/説明会で最新情報を確認推奨)。
-
調査書の扱い
-
検定は級の縛りが緩め(英検も“何級以上”などの限定なし)
-
委員会活動・ボランティアの評価を歓迎
-
-
学校説明会への参加推奨:面接の事前準備アドバイスも得られる。
学校が求める生徒像
-
やる気と約束を守る姿勢がある。
-
中学時代に活躍や成績で伸び悩んだ生徒も、高校で“学び直し&挑戦”できる環境。
-
資格取得など新しい成功体験を積みたい人に最適。
まとめとなるのですが、ズバリ楽しそうでした。大人になってわかるのですがHP作成など学生のうちにやっておくと便利ですよね。なにせ今私が苦労してますので。。今まで学習に苦戦したという生徒も幸手桜高校でしっかり学習して進路を切り開いています。普通科だけでなく総合学科も目を向けてはいかがでしょうか。
幸手桜高校の受験対策は芝原塾へ
内申点が足りるのだろうか、合格のボーダー点数が知りたい等ぜひご相談ください。合格基準をクリアして幸手桜高校へ合格しましょう!