埼玉県公立高校の選抜基準資料の見方
令和6年度、埼玉県各高等学校の選抜基準
埼玉県教育委員会ホームページより、令和6年度(2024年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準が掲載されています。この記事ではその選抜基準を見るポイントを確認したいと思います。
埼玉県公立高校は「学力検査の扱い」「調査書の扱い」「その他の資料」の3つの選抜資料により合否判定を行います。
〇学力検査の扱い
いわゆる受験当日テストの点数です。5教科×100点=500点満点となります。
〇調査書の扱い
いわゆる内申ですが得点化されます。
「学習の記録の得点」
通知表の数値が得点化されます。1:2:3[1年:2年:3年]であれば中学2年時は2倍の得点、中学3年時は3倍の得点に換算されます。各高校によって重みが変わってきます。
「特別活動等の記録の得点」
生徒会活や部活の実績が得点化されます。
「その他の項目の得点」
英検などの検定取得等により得点化されます。ただし英検が何点換算になるか等の記載はありません。
また、調査書の得点は選抜資料の調査書の扱いと一致しない場合があります。理由は学力検査と調査書の割合を7対3や、6対4などにするため調整しているためです。
〇その他の資料
面接や実技検査を実施する場合の得点です。各高校により配点は異なります。
第1次選抜と第2次選抜
選抜は基本的に第1次選抜と第2次選抜と2段階で行われます。各高校で異なるのですが、第1次選抜で60%から80%までの合格がまず決まります。その後に再度学力検査と調査書の合格基準の割合を変えて第2次選抜を行います。この割合をみると各高校の欲しい生徒像が見えてきます。
以上が選抜基準資料を見る際の簡単なポイントでした。
何点になるかというより何が加算になるか、3つの選抜資料の比率がどうなのかを確認できればある程度のイメージはつくと思います。
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