公立選抜基準の見方
公立選抜基準の見方を確認いたします。
当塾から合格する生徒の多い浦和東高校を例に挙げてみます。
まずは公立高校の選抜は第1次選抜と第2次選抜がありますが、この第1次や第2次は生徒が数回受験するのではなく高校側の選抜が数回行われるという意味です。
浦和東高校では第1次選抜の合格基準で360名募集のうち80%の288名を合格とします。そして残りの72名を第2次選抜の合格基準で合格とします。
選抜方法基準としては学力検査が500点満点、調査書が400点満点で合計900点満点となります。ですがそこででてくる疑問ですが、調査書の満点が第2次選抜では600点に換算されていることです。
これは高校では学力検査と調査書の重視する割合を決めることができるので第1次選抜と第2次選抜で合格する層を変えているという事です。
浦和東高校においては計算をすると、
第1次選抜では、学力検査:調査書=56:44となります。
第2次選抜では、学力検査:調査書=45:55となります。
つまり学力検査で点数がたりなくとも、調査書の点数があれば第2次選抜で合格できる可能性があるということです。
ではここからは調査書の扱いについてです。
浦和東高校の調査書は、学習の記録の得点(通知表)225点満点と特別活動の記録の得点100点満点とその他75点満点の合計400点満点です。
特別活動等の記録は浦和東高校においては副部長も得点に加わります。
その他の項目においても英検には○級以上という記載がないのですが資格を持っておいた方が加算されますし、ボランティア等は書いてもらえれば加算される可能性はあります。
1次と2次の選抜基準をイメージするとこのようになります。
2次では青(学習の記録等の得点=通知表やテスト)の評価が大きくなることがわかりますね。少し今後も各高校でどのような基準になるのか記載していきたいと思います。