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浦和実業の入試結果と2026年度推薦基準について

浦和実業高校の説明会に参加してきたので、早速レポートします。

1. 入試結果の概要

2025年度入試(併願)においては、不合格者が220名発生いたしました。
従来より「確約」という表現が用いられることもありましたが、実際には当日の学力試験結果により合否が左右される状況であり、確約的な保証は存在しないと考えるべきです。浦和実業の先生からも同様の見解が示されてます。

併願入試結果(推薦・一般を含む)

浦和実業高等学校より提供いただいた資料を以下に示します。

学科 受験者数 合格者数 合格率
普通科 2,509名 2,389名 95.2%
商業科 746名 646名 86.6%

併願入試において220名が不合格となったことが確認できます。
なお、不合格者の多くは試験当日の得点が低かったケースであり、300点満点中およそ3割(約90点)程度の得点しか得られなかった受験生は不合格となる傾向があったと説明されています。1教科あたり30点前後では危険水準といえます。


2. 推薦基準の変更点(2026年度)

浦和実業高等学校は近年、募集定員を上回る入学者数を継続的に受け入れており、それに伴い推薦基準が年々引き上げられています。2026年度も以下の変更が示されています。

単願

  • 内申点基準:昨年度より引き上げ。

  • 偏差値基準:選抜α・選抜・進学・プログレス・キャリアアップの各コースにおいて、昨年度より厳格化。

併願

  • 内申点基準:昨年度より高い水準を求められる。

  • 偏差値基準:昨年度と同水準。

注意点

  • 推薦基準を満たしていても当日点が不足すれば不合格となる。

  • 一方で、基準未満であっても当日の得点が良ければ合格となる場合がある。

  • したがって、最終的な合否は当日の学力試験で大きく左右される


3. スライド合格制度について

  • 出願コースより上位のコースに合格する場合がある。

  • 出願コースで不合格の場合でも、別コースでの合格可能性がある。

  • ただし、普通科と商業科の間でのスライドは不可

  • 出願時に希望を明記すれば、2026年3月6日以降に電話にて結果が通知される。


4. 今後の受験生への留意点

  • 入学者層の偏差値水準は年々上昇しており、通知表がオール3の生徒層は入学が困難となりつつある。偏差値50に届かないケースが多いため、早期からの学習強化が不可欠。

  • 「推薦基準の充足」よりも当日点を確実に確保するための学力養成が重要。基礎問題を取りこぼさず、得点の下振れを防ぐことが大切となる。


5. まとめ

浦和実業高等学校の入試においては、推薦基準はあくまで目安であり、最終的な判断は当日の学力試験に基づくことが明確になっております。
塾としては、推薦基準を意識しつつも、日常の学習を通じて安定的に得点できる力を養成し、当日の得点で合格を勝ち取るよう指導していく必要があると考えます。

 

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