埼玉栄高等学校の学校説明会に参加しました。内申目安に変更がありましたのでそちらもお伝えします。

埼玉栄高校の教育体系

– 普通科に3つのコースを設置
・αコース（難関国公立、医学部合格目標）
・Sコース（GMARCH合格目標）
・特進コース（日東駒専、芸術系合格目標）

埼玉栄高校の普通科のカリキュラムはどのコースも同じで、進級ごとにコースを変更することが可能です。そして埼玉栄高校では来年度から新設コースができます。それについては後述します。
また、他に保健体育科が設けられています。保健体育科は授業の内容はおよそ3割は運動の授業です。2年生からは数学か古典かの選択となるので数学を選ばない生徒もいると思われます。

進路は体育大学に行く生徒もいますが、大半はそれ以外の4年制大学に進学します。面接や小論文対策を行い、総合型推薦などで進学します。体育系大学の合格は、日本体育大学24名、日本女子体育大学4名、他9名、と合わせて37名です。保健体育科は270名程の卒業生がいたわけなのですが体育系の大学に進学する生徒はさほど多くないと思います。

新設α選抜コース

– 学業奨学生を中心の少人数クラス
– 3名の担任によるサポート体制

埼玉栄高校の最もレベルの高いαコースですが、さらに上位のα選抜コースが来年より新設されます。目標は東大をはじめとする最難関大学です。現在すでにαクラスとして始動してますが、来年からはコースとして新設されます。

埼玉栄高校は教員同士が授業の見学をし合い、指導力の向上に努めるなど、授業の質を高めるための取り組みが活発に行われています。その中で高い指導力を持った先生の授業を受けることができます。ホームルームの担任、ネイティブの担任もついて3名の担任で徹底的にサポートをするクラスです。文武両道というより、学業優先のクラスだと思われます。今後、東大合格が出てくると埼玉栄高校のイメージが変わってきますね。

令和7年度進学実績

– 国公立大 44名
– 早慶上理 18名
– GMARCH 94名
– 日東駒専 218名
– 医歯薬系 39名
– 体育・芸術系 67名
– その他 908名

令和6年度入試ですがこのようなデータもありました。

– 国公立大 37名（αコースから19名)
– 早慶上理 17名（αコースから7名)
– GMARCH 104名（αコースから55名)
– 医学部医学科 12名（αコースから12名)
– 歯学・薬学・看護 82名（αコースから26名)

逆に考えると、
– 国公立大 37名（s・特進コースから18名)
– 早慶上理 17名（s・特進コースから10名)
– GMARCH 104名（s・特進コースから49名)
– 医学部医学科 12名（s・特進コースから0名)
– 歯学・薬学・看護 82名（s・特進コースから56名)

ということもできます。保健体育科も加えると看護など数字は少し変わると思います。

特徴的な取り組み（提携校推薦）

– 日本大学
– 芝浦工業大学

埼玉栄高校は、日本大学と芝浦工業大学との提携を結んでいます。指定校枠に加え推薦枠が加算されるのでチャンスが広がります。日本大学は75名合格、芝浦工業大学は19名の合格をだしています。ただし大学から指定される提携校推薦枠の条件をクリアするのは簡単ではないので、上記内のどの程度の人数が提携校推薦枠が利用されたのかはわかりません。

埼玉栄高校の学習支援体制

– 授業を最重要視
– 朝0時限、放課後7〜10時限の追加授業
– 54の講座を開講
– 自主的な勉強会の実施
– 夏期講習、勉強合宿の実施

埼玉栄高校でよくお話をきくのは朝0時限、放課後10時限までの授業があるというお話です。塾授業や校内で学習を完結させるように生徒は意識しているとよく聞いています。

進路指導
– 小論文・面接指導に注力
– 総合型選抜・推薦入試対策
大学受験の入試方法の変化からこれらを強化していくということもを力を込めてお話されていたように感じます。αコースによる最難関大への一般受験挑戦と、推薦対策による2路線での進路指導だと思います。

入試制度

– 1月22〜25日に入試実施
– スライド合格あり
– 複数回受験可能

埼玉栄高校は入試の安心目安を設けていますが今年は変更点があります。偏差値は昨年と同様の数字が基準となります。ただし内申で勝負する場合は昨年と異なる点があります。

– 特進コースの単願は易化
（英数国は昨年と同様基準）
– 保健体育科の単願は易化
（理社の基準が緩くなります）
– 保健体育科の併願は難化
（昨年より3ポイントアップ）

埼玉栄高校は単願の生徒のが多い学校です。昨年は709名の合格者のうち単願は522名、併願は187名となっています。全体の73.6％は単願による入学者です。今年も単願の生徒が増えそうな気配ですね。安心目安に達していなくとも一般受験でチャレンジすれば合格の可能性もあります。複数回受験できますし、上位コースを目指して出願しましょう。

埼玉栄高校のイベント

今回は進路の話がメインでしたが、もちろん埼玉栄高校といえば部活に力を入れている高校です。ぜひ部活動体験などにも足を運んでみてください。詳細は埼玉栄高校のホームページをご確認下さい。

部活動体験会
7/6日(土)

学校説明会
7/26日(土)・7/27日(土) 

普通科体験学習会
8/23日(土)・24(日)

入試相談会
9/15(月祝)・20(土)
10/12(日)・19(日)・12(日)
11/8(土)・15(土)・23(日)
12/14(日)・19(日) 

埼玉栄高校の受験対策は芝原塾へ

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