普通科でも専門学科でもない。”第3の学科”川越総合高校を知る
専門高校を知る会、第3弾です。川越総合高校についてです。
川越総合高校は、農業・食品・環境・生活をキーワードとした総合学科の高校です。
正直なところ当塾エリアからは距離があり、詳しくわからなかった高校でしたがお話がきけてよかったです。

追加資料も頂き拝見していくにつれ印象が変わってきました、紹介していきたい高校です!
普通科とも専門学科とも少し違う、「自分で進路をつくる学校」という特色が非常に印象的でした。
創立105年の歴史を持つ総合学科
川越総合高校は、創立105年を迎える歴史ある学校で、県立高校では10番目の歴史を持つと紹介されていました。
前身は農業高校であり、現在も農業系科目が多く設定されています。
また、農業だけでなく、家庭科や商業科目も学べる点が特徴です。
さらに単位制高校のため、生徒一人ひとりが自分に合った時間割を作りながら学んでいきます。(浦和北高校や浦和南高校も単位制ですね)
「総合学科」という第3の学科
川越総合高校では総合学科について「普通科と専門学科を合わせ持つ第3の学科」と説明されていました。

普通科のように国語・数学・英語などの普通教科を学びながら、農業・家庭・商業などの専門教科も学べる仕組みになっています。
また、「各自の個性を生かした主体的な学習」「自己の進路志望を深める学習」を重視していることも紹介されていました。
自分で作る時間割
川越総合高校では、多くの授業が選択制となっています。
資料によると、2年次では14単位、3年次では20単位が選択科目となっており、生徒自身が進路に応じて授業を選んでいきます。

科目選択は入学直後の4月から始まり、その後6~9月にかけて決定していくとのことでした。
早い段階から進路について考えることが求められる学校であることが伝わってきます。
4つの系列で専門性を深める
川越総合高校では、主に4つの系列で学習を深めていきます。
農業科学系列
野菜や作物の栽培を通して、農業に関する知識や技術を学びます。
作物基礎、農業機械、露地野菜、温室野菜、果樹などの分野が紹介されていました。
食品科学系列
食品の製造・加工に加え、衛生管理や栄養学、食品流通の仕組みまで学びます。
生物活用系列
草花栽培や動物飼育などを通して、人間生活に必要な環境について学びます。
フラワーデザインやバイオテクノロジー基礎なども学習内容に含まれています。
生活デザイン系列
調理・被服・保育などの生活産業について学ぶ系列です。
フードデザイン、服飾手芸、保育基礎、調理学実践などの授業が紹介されていました。
実習中心の学校生活
1年次には、総合教育センター江南支所で1泊2日の共同実験実習が行われ、農業機械の講習や動物の飼育体験などを行うそうです。
また、学校にはガラス張りの温室が整備されており、メロンやトマトなどの温室野菜を栽培しています。
気温に応じて自動で窓が開閉する設備も導入されているとのことでした。
さらに、学校からバスで20分ほどの場所には「名細農場」があり、
- ナシやブドウの果樹栽培
- 田植え
- 農業機械実習
などが行われています。
食品分野ではジャムやパンの製造、草花分野ではシクラメン栽培や花苗販売も行われていると紹介されていました。
進学にもつながる総合学科
2024年度卒業生の進路状況として、
- 大学72名
- 短期大学27名
- 専門学校98名
という数字が紹介されていました。
大学・短大では、食品・栄養・幼児教育など、専門分野につながる進学が多いことも説明されていました。
専門的な学びを活かしながら、進学にもつなげていく学校であることが分かります。
「自分の進路を自分で作る」学校
川越総合高校は、多彩な授業があり、自らの進路に応じて時間割を作ることが可能です。
何より、「自分で選ぶ」という経験を重ねながら、自分自身の将来を考えていくことを大切にしている学校だと感じました。
川越総合高校は、農業・食品・環境・生活という幅広い学びを通して、自分の可能性を広げていく高校という印象です。
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