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【R9入試】募集人数減で倍率は上がる?さいたま市の生徒数と過去データから考えてみました

埼玉県では、R9(令和9年度)入試で県全体の募集定人員を1,600人減らすことが発表されました。

子どもの数が減っているのだから、受験は少し楽になるのでは?と考えてたところに、倍率が上がる可能性を考えられるのではないでしょうか。

実際のところ、どうなのでしょうか。今回は、当塾エリアであるさいたま市の中学生数と過去の倍率データをもとに考えてみました。記事はさいたま市にお住いのご家庭向けとなります。

さいたま市では6校で計240人の定員削減

R9入試では、さいたま市内で次の6校が定員削減となります。

浦和北 320人→280人(40人減)
浦和東 320人→280人(40人減)
大宮光陵(普通科)200人→160人(40人減)
大宮東(普通科)240人→200人(40人減)
大宮南 360人→320人(40人減)
与野 360人→320人(40人減)

合計すると、さいたま市内だけで240人の募集減となります。数字だけを見ると、240人も減るならかなり厳しくなるのでは?と感じるかもしれません。

過去の定員削減校では倍率は上がっている

「定員削減=倍率上昇」と言われることがありますが、実際のデータはどうだったのでしょうか。

過去に定員削減が行われた高校の倍率を調べてみました。(普通科の数字です)

高校名 R7 R8
上尾橘 0.39倍 0.45倍
大宮武蔵野 1.03倍 0.99倍
桶川西 0.63倍 0.86倍
川越西 1.03倍 1.09倍
北本 0.60倍 0.96倍
熊谷 1.05倍 1.13倍
熊谷女子 1.01倍 1.13倍
蓮田松韻 0.79倍 0.92倍
草加西 1.12倍 1.01倍
ふじみ野 0.88倍 0.92倍

結果は、倍率上昇が8校で、倍率下降が2校でした。もちろん、定員削減をしたから必ず倍率が上がるわけではありません。

それでも、過去のデータを見ると、定員削減後は倍率が上がるケースのほうが多い傾向はありそうです。

一方で、さいたま市の中学生も減っています

さいたま市立中学校の生徒数を見ると、現高1生(昨年度入試の受験生)は10,599人で、現中3生(今年度入試の受験生)は10,337人です。   

※さいたま市ホームページで公開されている「令和7年度さいたま市立学校児童・生徒数集計のPDF資料をもとに集計しています。

令和9年に受験するさいたま市の中学生は262人減少しています。。

受験生262人減少、募集は240人減少

ということは、受験生262人減・市内高校の募集240人減で差は22人です。数字だけ見ると受験生の減少と募集人数の減少がほぼ同じ規模ということです。

すると、さいたま市全体の倍率が大きく変わるほどの影響ではないのかもしれないとも考えられます。

本当に倍率を左右するのは別の要素かもしれない

ここまで見てきたように、過去には定員削減後に倍率が上がった学校が多いですが、さいたま市では受験生の減少と募集減少はほぼ同規模という状況です。

では、実際に倍率を左右するのはやはり「どの学校に受験生が集まるのか」という受験生の動きのほうが大きいのではないかと思っています。

そして倍率がどう動くのかは、今後の私立志向や進路希望調査によって変わってくるでしょう。

だからこそ、数字だけに振り回されず、早めに情報を集めながら志望校を考えていくことが大切です

R9入試は、例年以上に“情報戦”の色が強い入試になるのかもしれません。

 

あくまで現時点での予測です

ここまで、さいたま市の生徒数と過去の倍率データをもとに考察してきました。ただし、今回の分析には注意点もあります。近年は私立高校を選択する家庭も増えており、公立高校への志願率そのものが変化しています。

また、今回使用したのはさいたま市立中学校の生徒数データです。そのため、市外からの流入・流出などは反映されていません。

 

 

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